【連載コラム 選抜高校野球】
4月3日、選抜高校野球の決勝戦があり、猛打を誇る東海大相模高校が大会新記録の74安打を放ち、九州国際大学付属高校を圧倒。11年ぶりの優勝で幕を下ろしました。
東北関東大震災の影響で開催も危ぶまれた大会でしたが、創志学園・野山主将の見たものを震わす感動的な選手宣誓(下に全文掲載)に始まり、東北地区代表の全力プレー、応援に来られない高校の友情応援等、被災者の方々だけでなく、日本国民全体に勇気を与えてくれた大会だったのではないでしょうか? 終わってみればやって本当によかったという大会だったと僕自身は感じました。
臨床現場で肩・ひじの投球障害に関わっているため、春・夏の高校野球はいいピッチャーのフォーム分析のために注目してみているのですが、今回は選手のひたむきなプレー、鳴物のない球場での声援など今回は違った角度で高校野球を見ることができたように思います。
大会が終わっても、まだまだ被災地の方々は大変な思いをされていることと存じます。球児たちが与えてくれたひたむきなプレーに負けず、勇気を与えられる行動を模索し続けて行きたいと感じることのできた大会でした。
【選手宣誓前文】
創志学園・野山主将
私たちは16年前、阪神・淡路大震災の年に生まれました。
今、東日本大震災で、多くの尊い命が奪われ、私たちの心は悲しみでいっぱいです。
被災地では、全ての方々が一丸となり、仲間とともに頑張っておられます。
人は仲間に支えられることで、大きな困難を乗り越えることができると信じています。
私たちに、今、できること。それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。
「がんばろう!日本」
生かされている命に感謝し、全身全霊で、正々堂々とプレーすることを誓います。
大阪ハイテクノロジー専門学校
附属整骨院
河上
【高校生のためのスポーツクリニック】第2弾! 全力でプレーができる身体を作ろう!(鍼灸院編) 4月12日(火)17:30~19:00(受講料無料)
鍼灸スポーツ学科